Course
大多摩ウォーキングトレイル コースマップ
※上記のマップは、一般社団法人奥多摩観光協会ホームページにある”奥多摩地図ダウンロー ド”のページからDLできます‼
GPSデータ
Article
松の木尾根ベンチから坂下登山口
【大多摩ウォーキングトレイル②】は松の木尾根ベンチからのスタートですが、上の写真は、松の木尾根展望台(東屋)から撮影した風景です。山間に見えているのは将門大橋、七年前に開通したばかりの新しい橋梁です。遠くに見えているのは、本仁田山と瘤高山でしょうか? 機会があれば登りに行こうと思います。
松の木尾根にあるベンチから、再び”大多摩ウォーキングトレイル” のコースを進みます。写真のような登山道を進むと、道が折り返した地点にぽつんと電灯が姿を表します。夜には明かりが灯るのでしょうか? 容易には確認することができませんが、気になります。思わずiPhoneを向けて撮影してしまいました。
折り返しを過ぎると、山肌から覗く岩と急な崖に挟まれた区間が出現します。足下に注意を向けながら進みましょう。そこから少し進むと視界が明るくなり、尾根の上から眼下の集落を望むことができます。
尾根の上から登山道の先を撮影した写真です。朽ちた看板には「トイレまであと5分」とありますが、恐らく坂下登山口にあるトイレのことでしょう。坂下登山口までは、もう少し時間を要する印象です。
ここから松の木尾根展望台(東屋)までは、3分ほどで到着します。
松の木尾根展望台(東屋)①
松の木尾にある東屋。古里駅からここまでは、ゆっくり撮影をしながら歩いて2時間掛からない程度の道のりです。
松の木尾根展望台(東屋)②
東屋には、ベンチがみっつとテーブルがひとつ設置されています。10人くらいが集まって休める出だけの広さがあります。眼下には、奥多摩町棚澤の町並みが広がっています。筆者がここを訪れた日は、数名の登山客が東屋で休憩をしていました。普段から多くの登山客に利用されている休憩所なのでしょう。
東屋前の案内板に従い、坂道を下っていきます。
木々に囲まれながら坂道を下っていくと、やがて坂下登山口に到着します。
坂下登山口観光トイレ
坂下登山口のすぐ脇にあるトイレです。看板に”観光トイレ”とありますが、トイレの中はまるで施設内にあるかのように奇麗でした。奥多摩町の登山客への配慮には頭が下がる思いです。登山者が皆気持ちよく利用できるよう、大切に使いたいものです。
坂下登山口から鳩ノ巣渓谷
わさぴーに心が和みます。ヘアバッジは奥多摩町の花・ミツバツツジです‼
わさぴーに心を和ませつつ、案内板に従って緩い下り坂を進んで行きます。
足を向けた先は、松の木尾根の東屋から見下ろしていた奥多摩町棚澤地区です。家々の間を道路に従って進むと、民家の庭先や山際に色とりどりの花を見ることができます。
棚澤地区の短い町並みを通り過ぎると、やがて多摩川に架かる雲仙橋が見えてきます。
雲仙峡の傍にある案内看板
雲仙峡の手前、棚澤地区側には橋を渡って訪れるひとを歓迎するように鳩ノ巣周辺のレジャーを案内する看板が設置されています。錆や苔に彩られた看板には、なぜかひとの目を惹きつける魅力があります。多摩川の川音を聞きながら、思わずシャッターを切りました。
まだ吊り橋だった頃の名残をとどめる袂のタワーをくぐり雲仙橋を渡りきると、JR青梅線鳩ノ巣駅はすぐ目と鼻の先です。また、鳩ノ巣駅から徒歩数分のところに鳩ノ巣渓谷へと繋がる鳩ノ巣小橋を渡るための下り口があります。
なお、2022年4月10日現在、鳩ノ巣渓谷の南岸を白丸ダム方面へ抜けるルートは落石により通行止めになっています。お出かけの際には、奥多摩ビジターセンターHPの登山道・道路状況を事前に確認しましょう。
写真は、雲仙橋から見下ろした多摩川の様子です。巨岩・奇岩によって複雑になった流れが白波を立て、勇壮な渓谷美を見せてくれます。両岸の山肌から伸びた木の枝が、渓谷の様相を一層飾り立てます。川面まで光が届く時間帯には、渓流の流れはさらに美しくなり、訪れるひとの目を楽しませてくれるのでしょう。
雲仙橋を渡り終えると、鳩ノ巣渓谷への下り口に到着です‼
雲仙橋を渡って直ぐのところにある雲仙屋の並びにある酒処の横から、玉川水神社や水神の滝まで下りていくことができます。坂道の途中には嘗てここで営業していた宿泊施設の廃墟が今も残されたままになっています。この場所は、その手のマニアの方々にも人気があるようです。
水神橋
鳩ノ巣渓谷の廃屋に囲まれた一角には、玉川水神社や水神の滝といったちょっとした観光スポットが残されています。写真は、玉川水神社へと続く階段前に架けられた水神橋。橋の下を流れる細い川筋を辿ると、そこには水神の滝があります。
玉川水神社
水神橋の先の階段を上った先にある社。奥から多摩川を覗き込むと、その高さに思わず足が竦みます。鳩ノ巣城山の山並みと鳩ノ巣小橋を従えて佇む社の写真は、今回撮影した中で一番のお気に入りになりました。
鳩ノ巣小橋
JR鳩ノ巣駅方面から鳩ノ巣渓谷遊歩道に向かう際の連絡橋。一見すると華奢な吊り橋に見えますが、鳩ノ巣渓谷の風景にとても良くマッチしたデザイン性の高い橋です。ぜひ紅葉の季節に訪れたいスポットです。
今回の”大多摩ウォーキングトレイル” 最大の目的地である鳩ノ巣渓谷に到着し、次は魚道で有名な白丸ダムを目指します。通行止めになっている鳩ノ巣渓谷遊歩道を迂回し、青梅街道沿いを西へと向かいます。
其の3に続きます……
lat / long
35°48’36.6″N 139°08’07.1″E
【大多摩ウォーキングトレイル②】は、松の木尾根ベンチからスタートです‼