【Esbit】とっても軽量でコンパクト! ポケットストーブはU.L.装備の強い味方!!

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     アウトドア用品店でもよく目にするポケットストーブ。ポケットストーブと言えば”Esbit “、そう認識しているひとも多いことでしょう。第2次世界大戦中にナチスドイツ軍に広く使われ、戦後もドイツ連邦軍とオーストリア連邦軍で使用されているEsbitのポケットストーブ。折り畳むことができて非常に軽く、ポケットに仕舞えるほどにコンパクト。登山やキャンプで使用する人も多いことでしょう。今回は筆者も使用しているこのEsbit ポケットストーブをレビューします。



    Esbit ポケットストーブのカタログスペック

     ポケットストーブの設計に関して、 飯塚カンパニーの商品ページに次のような記述があったので紹介します。

    固形燃料に適したストーブの開発にあたり、エスビット社は、最大の燃焼効力と最大の熱効力を得ることを目標としました。ストーブの底にスリットを設け、空気が上方に廻るようにした結果、強力な熱い炎を出すことができ、熱効力は両側の突出した壁により一層高められます。即ち、その両側の壁によって炎が湯沸かしや調理用のなべ・かまの底を完全に包み込み、無駄がありません。又、ストーブの周囲を土や石で円形に囲むと、炎に風のあたるのを防ぐことができます。ポケットストーブは折畳み式で重量も、わずか85g(スタンダード/ミリタリー)で文字通りコンパクトなストーブです。携帯に便利で、ポケットにいれて持ち運べます。ポケットストーブは固形燃料を収納することができます。

     機能を満たすために施された、最小限且つ最大限のデザイン。この美しさに魅了されるひともさぞかし多いことでしょう。

     次の記事では何種類かあるEsbit ポケットストーブについて、それぞれご紹介します。

    製品紹介1/ポケットストーブ・スタンダード

    折りたたむことができ、ポケットに簡単にしまえるストーブ。4gの固形燃料が20 個付き。キャンプ、登山、災害時のサバイバル用品として最適です。

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    ●サイズ:収納時98×77×23mm
    ●重量:170g/85g(固形燃料を除く)
    ●固形燃料スタンダード(4g×20タブレット)付
    ●ドイツ製

        飯塚カンパニー商品ページより

    製品紹介2/ポケットストーブ・ミリタリー

    コンロはスタンダードと同じ物です。現在、ドイツ軍、スイス軍に採用され各兵士に配られています。

    エスビット
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    ●サイズ:収納時98×77×23mm
    ●重量:180/85g(固形燃料を除く)
    ●固形燃料ミリタリー(14g×6タブレット)付
    ●ドイツ製

        飯塚カンパニー商品ページより

    製品紹介3/ポケットストーブ・ラージ

    スタンダード、ミリタリーより二回り大きいポケットストーブです。少し大きな鍋も載せることが出来ます。

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    ●サイズ:収納時132×96×39mm
    ●重量:174g(固形燃料を除く)
    ●固形燃料ミリタリー12タブレット(14g×12 タブレット)付
    ●ドイツ製

        飯塚カンパニー商品ページより

    製品紹介4/ポケットストーブ・ ミディアムWS

    従来のポケットストーブとポケットストーブ ラージの中間サイズです。ウインドシールドが付属し、固形燃料27gが2タブレット付属します。ウインドシールドにより側面の防風性が高まり、固形燃料27gは189kcalと固形燃料のなかで一番高出力です。1 タブレットで500mlの水を約5分20秒で沸かすことが可能です。

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    ●2つのクッキングポジション(鍋の大きさに合わせて選択可)            ●サイズ:115×86×23mm(収納時)                        ●重量:107g(176g)カッコ内:燃料2個/ウインドシールド含む           ウインドシールド付属                             ●固形燃料27g×2個付属                             ●別売の固形燃料ミリタリーなら9個、ミリタリー12タブレットなら6個収納可能、スタン   ダードなら20個+使い捨てライター等が収納可能                  ●ドイツ製

        飯塚カンパニー商品ページより

    Esbit ポケットストーブの使用感

     ポケットストーブ・スタンダードを実際に使用してみました。上の写真は、ふた兼五徳となっている部分を60°くらい立ち上げた状態。この部分を90°立ち上げた状態での使用も可能。使用するクッカーの直径に合わせることができます。写真の状態で、爪と爪の間の開きは約60㎜。この状態であれば、スノーピーク・チタンシングルマグ450も比較的安定して使用することができます。開きを全開にした状態では、クッカーの直径が120㎜もあれば安心して使用できるでしょう。

     因みに購入時のポケットストーブの外見は、電気亜鉛メッキコーティングにより、まるで灰色の粘土のような色合いをしています。この記事で紹介しているものは、筆者が自分でヤスリ掛けをして製品のコーティングを剥がした商品です。見た目はこちらの方が抜群に格好が良いわけですが、皆様がこのような処理を行われる際には、あくまでも自己責任でお願いいたします。

     上の写真は、ポケットストーブをセットしてお湯を沸かしているところ。気温や風の有無は、水が沸騰するまでの時間に大きく影響します。そのため、風防があった方がより快適にポケットストーブを使用することができるでしょう。筆者も、サードパーティー製の風防を利用しています。また、使用時にはポケットストーブに設けられたスリットから、炎が激しく漏れることがあります。対策をせずにテーブルやベンチで使用すると、天板を焦がすことに繋がりかねません。この点は、使用者の責任として何かしらの対策を講じるようにしましょう。

     固形燃料の調整さえ覚えてしまえば、ポケットストーブの使用感はガスバーナーのそれと比べても然程は遜色ありません。敢えてウィークポイントを挙げれば、調理中の火力調整ができないことぐらいでしょうか。この両者の比較に関して、標高が高い地点や低温下ではポケットストーブの方がガスバーナーよりも安定して火を起こせるという話を良く耳にします。携帯性や利便性、そして経済性など、評価・比較には個人が持つパラメーターが大きく影響しますので、この辺りの取捨選択は完全に使用者の好みの問題でしょう。頭を捻りながらショップの商品間を行ったり来たりするする時間もまた、楽しい物ですね。

    Esbit ポケットストーブで使用する固形燃料について

     ポケットストーブを持っていても、それだけで火を起こすことはできません。そう、ポケットストーブで調理をするためには固形燃料が必要不可欠なのです。近年では100円ショップなどでも見掛けるようになり、実際に使用している方も多いようです。しかしながら、インターネットで検索すれば分かるとおり、最も有名なのはEsbit社の製品たち。筆者としても、皆様にお勧めできるのはポケットストーブへの搭載性も兼ね備えたこれらの商品なのです。

     飯塚カンパニーのHPにあるEsbitのページには、次のようなメーカーの紹介文があります。

    エスビットの固形燃料はマッチ1本で手軽に着火できます。高山や氷点下でも安定した炎で燃え、熱効率7,000kcal/kgとよく熱を発生し、煙をたてず、燃えかすを殆ど残さずに燃焼します。エスビットの固形燃料はアルコール燃料より32%以上カロリーが高い燃料です。キャンプファイアやバーベキューの炭の火起し、ストーブのプレヒート、調理、湯沸かしなどアウトドアのアクティビティで役立ちます。引火点は約400℃で自然発火や爆発もしない為、安全に保管ができます。天災や大規模災害のようなときにも大いに役立ちます。(引火性が高い液体やガスの燃料は携行や安全の点に問題があります。又、燃えると液化するアルコール性固形燃料も同様に危険です。)エスビットはドイツやスイスなどのヨーロッパ他海外諸国の軍隊でも使用されていてます。食物の調理の他にも、飲用に適さない水を沸かしたり、冷凍食品を解凍したり、医療器具の消毒などにも使用されています。エスビットは軍隊用品として、また遠征隊などでも使用され、安全でしかも信頼できる燃料であることが実証されています。 ※エスビットの固形燃料は吸湿性がありますのでスタンダードやブリスターパックから出した固形燃料は乾燥した場所に保管してください。

    飯塚カンパニー商品ページより

     ポケットストーブに関して圧倒的な知名度を誇るメーカーの商品。手に取るにも安心感が違います。また、商品の充実度も目を見張るものがあります。それでは、ここからはEsbit社の固形燃料を全種類ご紹介。メーカーの説明文も併せて記載いたしますので、ぜひ参考にご覧ください。

    製品紹介5/固形燃料スタンダード

    マッチ1本で手軽に着火できます。4gの小さなタブレットなので飲み物を少し温めるとき、ガソリンストーブ等のジェネレーターのプレヒートなど必要に応じて一度に燃やす火力を調節できます。1タブレットで燃焼時間が約5分ですが、ストーブに追加投入することで燃焼時間を調節できます。火力は1タブレットあたり28kcalなので火力を強くする場合は2〜4個同時に投入します。

    飯塚カンパニー商品ページより
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    製品紹介6/固形燃料5g×16

    エスビットの固形燃料5gは16タブレット入りで、4タブレットづつ完全防湿ブリスターパックとなっています。標高の高い場所や氷点下でも安定した炎で燃え、目に見える煙は立てず燃えかすをほとんど残しません。固形燃料は汎用性が高く、食事や飲み物を加熱したり、キャンプファイアやバーベキューの火おこしなどにも最適です。5gの燃焼時間は1タブレットあたり約6分です。火力は1タブレットあたり35kcal。

    飯塚カンパニー商品ページより
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    製品紹介7/固形燃料ミリタリー

    実験によるとタブレットの理想的な重量は燃焼効率を考慮すると14gである事がわかりました。軍隊での過酷な使用環境が考慮されミリタリーの固形燃料は完全防湿ブリスターパックとなっています。14gのタブレットが3タブレットづつブリスターパックされ6タブレット入りです。1タブレットで約12分燃焼します。500mlのお湯を沸かす場合などは14g1つで約7分30秒で沸かすことができ効率的です。お茶を1杯飲む場合などは、タブレットの半分又は1/4で十分です。その為、タブレットには凹みがつけてあり、容易に分割できるようになっています。燃焼中の固形燃料に分割したタブレットを追加投入することも簡単にでき燃焼時間を調節できます。火力は1タブレットあたり98kcal。

    飯塚カンパニー商品ページより
    製品紹介8/固形燃料ミリタリー12タブレット

    固形燃料ミリタリーと同じ燃焼時間が約12分の14gのタブレットが12タブレット入っています。通常のミリタリーと違い1タブレットづつブリスターパックされているので乾燥した状態で保管ができます。

    飯塚カンパニー商品ページより
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    製品紹介9/固形燃料27g×8

    固形燃料27gはエスビットの固形燃料のなかで一番高出力(4g/28kcal 5g/35kcal 14g/98kcal 27g/189kcal)です。1タブレットで500mlの水を約5分で沸かすことが可能です。半分に割ると固形燃料ミリタリーとほぼ同様になります。1タブレットずつ高バリアホイル(防水)包装されています。

    飯塚カンパニー商品ページより
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    まとめ

     今回は、Esbitのポケットストーブを紹介いたしました。筆者が今更になって紹介するまでもないほどに知名度の高い商品ですが、興味があるけれどまだ手にしてはいないという方がいれば、実際に購入して使用してみることをお勧めします。値段もお手頃なので、後悔は少ないと思います。

    @horned_owl

    買って後悔のないアウトドア商品のひとつ‼

     登山などのアウトドアは勿論のこと、『休日に近所の公園で珈琲を淹れるためにお湯を沸かす』、そんなシチュエーションも似合うアイテムです。

     使い続けることで、ポケットストーブは煤や錆びで汚れていくことでしょう。けれども、それもまた魅力のひとつ。革の製品には、『エイジング』、所謂経年変化を楽しむという考え方があります。皆様も御自分のポケットストーブを手に入れ、好みの表情に育てて見てはいかがでしょうか? そんな余興が楽しい時間を、何歳になっても忘れずにいたいものです。


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