【北アルプス周回・Day 1】4泊5日で”日本最後の秘境” 雲ノ平と最深部の名峰を巡る!!

    Introduction

    あまりのアプローチの遠さから「日本最後の秘境」と呼ばれる雲ノ平。標高はおおよそ2600メートルにある黒部川源流部のなだらかな溶岩台地で、周辺の山域は中部山岳国立公園の特別保護地区に指定されています。その周囲は黒部源流が流れる谷を隔てて北アルプスの名峰に囲まれ、火山岩とハイマツそして多様な高山植物が織り成す庭園のような情景は、ハイカーにとっての憧れでもあります。

    ふとしたことから、この夏に雲ノ平を目指すことに決めた筆者。春前のまだ肌寒さが残る時期にバスを予約。出発を心待ちにしながら日々過ごします。『何よりも登山を楽しむ』を目標に、体力作りのための筋力トレーニングとジョギング&ウォーキングを始めました。果たして、これらは功を奏するでしょうか? 最後の秘境に広がる絶景や初めて挑む2500m峰の山々は、どのように筆者を出迎えてくれるのでしょう? 

    今回の記事は、7月下旬に敢行した4泊5日の旅の記録になります。どうぞご覧下さい。

    LoCation

    今回の持ち物を紹介!!

    簡単ではありますが、今回のパッキングをご紹介。軽量化の余地は、十二分にありますが💦

    ①Backpack
    HYPER LITE MOUNTAIN GEAR/2400 JUNCTION 《Black》
    ②Sleeping Gear , Rain Wear & Clothes
    ①Six Moon Designs/Lunar Solo,DCFスタッフサック②FREELIGHT/NEW Ultralight Nail Peg&Ultralight Peg case,Dyneema Core Reflective Guyline,保護用指サック③Six Moon Designs/SMD Footprint Tyvek《S》
    山と道/Minimalist Pad

    ①NANGA/UDD QUILT 350②mont-bell/EXライトダウンジャケット③THE NORTH FACE/Strike Trail Jacket④Under Dog Gear/Cheap Chic Skirt 
    Tyvek Stuff Sack②STATIC/RAW L.W. HOODY③RIDGE MOUNTAIN GEAR/Waffle Towel④PAPERSKY/TRAVEL TABI SOCKS⑤BRING/WUNDERWEAR “ONE” 70/30⑥CLIMA/WOOLNET Singlet⑦Teton Bros./Wind River Pant
    ③Emergency & Others
    Tyvek Stuff Sack②mont-bell/toilet paper&U.L.Stuff Bag③mont-bell/pocket tissue&toilet kit
    ,DCF pocket tissue Case
    ④Kao/body wipe sheetsnsect repellantpower bank⑦SAWYER/ MICRO SQUEEZE FILTER,platypus/soft bottledaily use itemsField Repair tools⑩BlackDiamond/Cosmo350tapingEmergency Tools
    ①arata/AU-08《Silver》②ANTCAUS/Carbon Trekking Pole③Xero Shoes/Genesis

    ④Cooker & Foods
    ①WANDERLUST EQUIPMENT/STAND COZY②NORDISK/Titan Spoon XL③EVERNEW/mulTiDish④EVERNEW/Ti 400 NH⑤EVERNEW/Ti9G Windshield⑥Batchstovez/Gram Weenie Pro⑦自作メジャリングカップ⑧難燃シート⑨factory-b/2F-PL/CFRP⑩BIC/ライター
    食料

    結果的には、モバイルバッテリーは20000mAh一個でこと足りました。それと、食料。正直に言って、テン泊だからといって全食分の食料を持って行く必要はなかったのかなと。多少お金は掛かりますが、山荘を上手に利用するのも軽量化のコツだなと、今回の山行で実感いたしました。

    いざ出発! 竹橋から夜行バスで薬師岳登山口へ!!

    さて、お待たせしました。北アルプスへ出発しましょう。自家用車があれば楽ですが、東京からの場合は電車かバスで現地へと向かうのが一般的でしょう。筆者は、今回は『まいたび』の登山ツアーバスにお世話になることにします。

    東京からの出発ならば『毎日あるぺん号』が便利♪

    東京から登山口直結は有難い♪

    毎日アルペン号は、毎日新聞社が運行する登山バスツアー。いずれのツアーも夜に竹橋の毎日新聞東京本社前を出発し、翌朝に登山口に到着します。

    おすすめPoint
    • 乗り換えなしで楽チン!
    • 事前予約制で安心!
    • 夜発朝着でプランニングがしやすい!
    • 『往復のツアー』や『山小屋泊付き』など、スタイルで選べる!

    上記のようなメリットが。なにより身体が楽というのが〇。

    と言う訳で、集合場所の毎日新聞社へGO‼

    休日と言うことで、当初は正面玄関は閉まっていましたが、集合時間近くになると開放されるようです。早めに来た場合は、竹橋駅直結の通路から中に入ればオーケー。

    受付後は、自分の向かう登山口行きのバスに乗車します。それでは、行ってきます♪

    1日目 薬師岳登山口を出発。太郎平キャンプ場を目指す‼

    毎日新聞社を22:30分に出発。約8時間で薬師岳登山口に到着です。

    到着場所は薬師岳登山口のすぐ近く

    バスに揺られること8時間で薬師岳登山口に到着。2時間毎に休憩もあり、特に不便することなく現地に到着しました。

    事前予約&支払いで、当日は楽々。またお願い致します。バスは、薬師岳登山口の目の前に到着。降車後、徒歩0分で上り始めることが可能。

    ツアーバスの利用者以外にも、準備をしているひとたちが沢山。連休最終日でしたが、登山口は大賑わいでした。

    さっそく上り始める。先ずは太郎坂を攻略し、三角点ベンチを目指す!

    それでは、出発!

    初日は、薬師岳登山口から太郎平までの7.1km。距離は短いですが、ひたすらの上り。時期的に、暑さとの戦いになりそうです。ただ、時間は十分ありますので、ゆっくりと行きます。

    登山口の奥へ進むと姿を表すのが、十三重之塔 慰霊碑。昭和38年の冬に、薬師岳登頂を目指し遭難した愛知大学山岳部13人の霊を慰める慰霊碑です。一礼をして、いざ入山。

    この辺りの登山道は、近自然工法のよって整備されたのだとか。確かに、ワイルドな様相の登山道です。

    雲はありますが、見事な青空。暑くなりそうな予感💦

    不思議な形をした木の根。自然の造形美ですね。

    序盤はバクバクだった心臓も、次第に身体に順応していきます。

    アラレちゃんがお出迎え。座れるようになっているので、少し休憩。三角点ベンチは、まだまだ先です。

    太郎坂は、ここからが本番!? 青淵三角点までの急斜面を上り切る!

    アラレちゃんに別れを告げ、引き続き太郎坂を上ります。ここから、足下には岩や石が目立つように。同時に、登山道の傾斜もきつくなります。

    次第に下山者とすれ違うことが多くなりました。苦痛に顔を歪める筆者を尻目に、皆、楽しそうな足取りで軽快に登山道を下って行きます。

    特徴的な幹をした杉の木(たぶん)。飲み込まれそう(笑)

    ひたすらに上り、漸く空が近づいてきました。どの山に行っても、筆者はこの瞬間が大好きです。

    三角点ベンチに到着。これだけでも十分に絶景です。ベンチに寝転んで休みますが、背中が熱い! 休むには、日影でないと辛いほどの暑さ。

    太郎平はまだまだ先! 五光岩ベンチまで、ひたすらに標高を稼ぐ

    三角点ベンチまで辿り着いたら、次は2.4km先にある五光岩ベンチを目指します。

    三角点ベンチを出発。向こうに見える青々とした山肌が美しい。

    暑さと延々続く上りでくたくた。休憩を多めにとりながら進みます。

    積雪深計測ポール。YouTubeの登山動画でもたびたび目にしていました。実物が見れて、感動です。すぐ傍まで近寄ることもできましたが、ここは先を急ぎます。

    ときたま現れる下りに喜びますが、一分ほど下ってまた上り。

    写真で見るとそうでもないですが、実際に丘の向こうへと延びる登山道の傾斜を目にすると、心が折れます。

    持参した水も残り僅か。余程辛そうにしていたのか、下山者の方が数名、水を分けて下さいました。本当にありがとうございました。筆者が今回の参考を無事に終えることができたのは、皆様のおかげであると、心の底から思っておりますm(_ _)m

    また、今後の山行では十分に余裕を持った装備と準備で臨むように心掛ける次第ですm(_ _)m

    さて、話を戻します(笑)

    へろへろになりながらも五光岩ベンチに到着です。ただ、休憩に膨大な時間を割いてしまった筆者は、休まずに先を目指すことに。

    1日目、最後のひと踏ん張り! 太郎平小屋を目指す!

    五光岩ベンチを過ぎると、登山道の傾斜は一旦落ち着き、足を休めながら歩くことができるようになります。なんと! 停滞していた身体がリズムを取り返すように再び動き出します!

    これは、イケる!

    目前には、延々と続く登山道。鞭打つような厳しい上りもない! やった!

    憧れの木道。少し怪しい感じもしますが、左右に車線変更を繰り返しながら進みます!

    この辺りの登山道は、朽ちたような見た目。いや、実際に朽ちているのかも。

    おお! 向こうに見えるのは、太郎平小屋! 一日目の最後は、草原の中の木道を歩きます。いや〜、長かった。久しぶりに、自分で自分を褒め称えました。

    無事、太郎平小屋に到着! 少し休憩して、太郎平キャンプ場へ!

    太郎平は、小屋を利用する多くの方々で賑わっていました。筆者も、コーラとキリンレモンで喉を潤し、漸く目にすることができた絶景を堪能。

    太郎平の正式名称は太郎兵衛平なのですね。

    こちらは、太郎平小屋の玄関。

    玄関を入って直ぐのカウンター。商品の購入や、宿泊予約を受け付けています。こちらでテント場の受付ができたので、受付します。

    太郎平キャンプ場を目指して薬師峠方面に向かっていると、木道に佇んでいたひとが「雷鳥がいますよ」と教えてくれました。筆者も、慌てて撮影。4泊5日の山行で、唯一の出会いとなりました。

    こちらが本日の宿泊地『太郎平キャンプ場』。明日は、いよいよ雲ノ平へと向かいます。10kmの山行と、噂に聞く凶悪な直登。嫌な予感しかしませんが、頑張ります! そんなこんなで、この日は早めの就寝となりました。

    ここまで読んでいただき、ありがとうございました。本記事の関連記事はこちら

    登山に持っていきたいアイテム

    lat / long

     36°25’20″N 137°34’30″E

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