Introductry text
火起こしは、一人前のCamperへの第一歩です。火種を育てながら、徐々に太い薪に火を移しながら焚き火を育てる。始めは戸惑いますが、経験を積めば自然と焚き火を育てる作業が楽く感じられるようになるはずです。
ファイヤースターターを使っているCamperが多いかもしれませんが、火打ち石やひもぎり式など、原始的なやり方で火種をつくる方法も有名です。
ここでは、主に火打ち石を使っての火種づくりで活躍する、チャコールクロスの製作方法を紹介します。小さな火花の熱を蓄えて赤く燃えるチャコールクロスは、枯れ葉やフェザースティックなど、他の火口とは違う火起こしの楽しみを教えてくれます。
皆さんも、次回のキャンプでチャコールクロスの製作と火打ち石での火種づくりに挑戦してみては如何でしょうか?
Preparation
キャンバス生地とスチール缶
1)キャンバス生地
2)スチール缶
上記の材料があればOK。キャンバス生地を任意の大きさにカットして、スチール缶にIN。材料は、100均で揃います。
時間とお金は、可能な限り有効に使いたい。出発前にインターネットを徘徊しながら面白そうな記事を読み漁っていると、多くの方々がチャークロスの自作に挑戦してることを知りました。よくよく調べてみると、身近な材料だけでさほど手間を掛けずに作れるようです。
材料は、キャンバス生地とスチール缶のみ。事前に準備をしておけば、キャンプ場では焚き火の中にそれを放り投げて待つだけ。なんとも簡単な作業で、1000円単位の節約になります。
How to
スチール缶の表情をよく観察しましょう‼
キャンプ場に着いて焚き火を始めたら、火が強くなった段階でキャンバス生地が入ったスチール缶を焚き火台に乗せます。
スチール缶の蓋から白い煙が勢いよく出始めたら、その様子をよく観察してみましょう。直ぐに白い煙に火が移り、スチール缶が火を噴いている状態になります。火と煙は、暫くすると収まります。焚き火台からスチール缶を取り出し、熱が冷めるまで待ちましょう。このとき、絶対に蓋を開けてはいけません。高温状態のチャコールクロスが外部の酸素と反応し、燃えてしまう恐れがあります。焦らず、じっくり熱が冷めるのを待ちましょう。
炭布に触れると、手が真っ黒になります‼要注意‼
チャコールクロスの製作に要する時間は、30分ほどです。できあがりの状態は、使用する生地や準備の丁寧さに左右されます。キャンバス生地で製作したチャコールクロスを手にしてみると、炭化後もかなりしっかりとしています。
焚き火台の火を移すと、写真のように赤く燃え広がります。今回の、チャコールクロスの製作は大成功と言えるのではないでしょうか。
材料集めや事前の準備も、すごく簡単です‼